その他毛糸店を巡ってみる

以前にGoogle で毛糸店を探しているときに出てきたFil & Laine という店に行ってみる。

住所は12区で、43, rue Traversière。
また右岸であるが、今回は東の方。私の地理感覚としては、Bastille地区で、バスティーユ広場とリヨン駅の間にある。
自宅からは非常に行きにくいところであるので、地下鉄10番線の終点Gare d'Austerlitz まで行って、そこから歩いてセーヌ川を渡り、対岸へ。

a0161826_6204966.jpgピンクの門構えで、看板とドアの間に「アーティストはあなた」と大きく書いてある。
入ると「Bonjour」と子供の元気な声がして、見ると小さい男の子がすわっている。店主の息子か。












非常に小さな店で、入って左の棚に毛糸が並んでいる。店の中央には作品が沢山つる下がっていて、商品のようである。
奥からパリでは珍しい大柄の女性が出てきた。
「なにがご入用でしょう」と聞いてくるので、とりあえず「春夏用のコットンかリネンの糸はありますか」と言ってみる。
さらにどんな色がいいのかと聞いてくるので、こんなかんじ、と目の前にあったボルドー風の色の毛糸を指してみる。
すると、奥で探してくると言って、彼女は姿を消してしまった。

その間に店の中を少々探索する。
殆どが冬物の毛糸である。さらに、私の趣味から見ると、あまり魅力的な品揃えとは言えない。

a0161826_6214258.jpgとは言え、レースのような様相の、英語で言うところのMauve色のものに目が行く。
日本語だと、ラヴェンダー色かな。

見てみると、66%コットンと34%レーヨン。
またまたドイツのメーカーOn line のLinieシリーズで、Linie 241 Miraという名前。イタリア製。

ちょっと変わっているし、色が春らしいので、これを買うことにする。






ちょうど店の主が奥から出てきて、黄色や赤の糸玉を持ってきた。「これしかない」と言うので、「いや、これがいいです。これ下さい。」と答える。

一玉5ユーロ50セント(約665円)。やはりCat' Laine より高いようである。
しかし、この店はカードが使える。
さらにポイントカードもあって、スタンプを集めると10%引きになる。

まあ、近所だったら来るだろうが、自宅から遠いので、わざわざ来るほどの店ではない。また来ることはないだろうが、とりあえずポイントカードにスタンプを押して頂きました。

場所柄は、しかし、手芸店にはぴったりと言えよう。
というのは、店からすぐの大通りAvenue Daumesnil に沿って、様々な手工芸アーティストのギャラリーが延々と並んでいるからである。
これは廃線になった汽車の高架線路を再開発利用したもの。
この歴史、背景についてはフランス語のこのページをご覧下さい。
この構造の上の部分、つまり元は線路があったところは遊歩道になっていて、散歩やジョギングをする人々でいつも混雑している。
下の部分が手工芸アーティストのギャラリー、アトリエ。

a0161826_6222770.jpg例えば、Fils & Laine から大通りを渡ったところにあるこのギャラリーは、Malhia Kent という高級布地のクリエーター。
ウィンドウにとてもきれいな糸の玉がいくつか並んでいたが、残念ながら閉まっていたので、中に入ってみることができなかった。











a0161826_6225284.jpgその隣は刺繍アーティスト、その隣は革製品アーティスト、といった具合。
目を見張るような素敵なものが沢山ある通りです。













a0161826_6232839.jpgさて、ここからバスティーユ広場を抜けて、マレ地区を通り過ぎ、BHVへ向かう。
BHV はBazar de l'Hôtel de Ville の略で、泣く子もだまるDIYのデパート。
l'Hôtel de Ville、パリ市庁舎の向かいにある。

DIYの店だから、手芸用品が売っているはず、とチェックするのが目的。
案内板をみると、案の定、手芸コーナー(Mercerie)が4階にある。






エスカレーターに乗って4階へ。
広大な範囲に並ぶドアや引き出しの取っ手(ノブ)各種と、これまた広大な範囲に並ぶ各種布地の間に、手芸用品コーナーがあった。
リボンやボタンはかなり沢山あるが、毛糸のコレクションは貧弱。もっぱらPhildar というフランスのメーカーの毛糸が置いてあり、値段は一玉1ユーロ90セントからある。

まあ、ここも編み物用の糸を買いにわざわざ来るほどのところではない。

結論としては、今まで通り、アウトレットのCat' Laine と、種類も数も豊富な Le Bon Marche をひいきにしていく、ということだろう。
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by iknit | 2010-02-28 06:28 | お店