小さい女の子用ピンクの長編み帽子

同僚の5歳の娘さんに帽子をつくることにする。

フランスでは幼稚園も学校のうちで、l'école maternelle と言う。École は学校という意味で、幼稚園には2歳から6歳までの子供が通う。
フランスの学校は休みが多く、働くお母さん方は大変である。
学校が休みで、面倒を見る人がみつからない時は、職場に子供を連れてくるしかない。
そのような場合に彼女を職場でみかけるのだが、非常に恥ずかしがりやで、いつも静かにお絵かきをしている。
「こんにちは、なんて美人さんなんでしょう!」と言っても、下を向いてお母さんの影に隠れてしまう。
「絵が上手ね」と言うと、描いている絵を隠してしまう。

私もとても愛想の悪い子供だったので(今でも愛想が悪いが)、なんだか親近感がわくのである。

彼女のお母さんである同僚は、いつも私の編んだ作品に感嘆してくださるので、それではこのお嬢さんに何か編もう、と思い立ったわけである。

お母さんによると、彼女はピンクが好きであるということ。
いかにも5歳の女の子らしい。女の子は皆、ピンクとフリフリフリルが大好き。
つくる方としても、いかにも女の子っぽいものをつくろうという気持ちになる。
なんだか耳がちくちくすると嫌そうな顔をする甥に比べると、やりがいもあるというものである。

以前Bastille 地区にあるFils & Laine で買った桜色の糸、On line の Linie 241 Mira を使うことにする。

細編みは時間がかかって面倒なので、長編み主体のものをつくろうと思い、日本ヴォーグ社の「かぎ針編み バッグ&おでかけ小物」の47ページにある編み図を参考にする。

かぎ針は4ミリのものを使う。

まず、「わ」の作り目から立ち上がりの三目をし、続けて長編みを12本する。
毎段増し目をしながら編んでいく。
同僚によると、彼女の頭周りは53センチだということで、大きいなあとは思ったが、だいたい50センチになるまで、5段編んだ。


次はサイドの模様編みに入るのだが、その際に、今回は「長編みの引き上げ編み」というものを学ぶ。
これを続けていくと、縦に線がでる模様になるのである。
動画はあみこもびよりの「長編みの引き上げ編み目」をご覧下さい。

a0161826_2163278.jpg模様編みはまず、長編みを二目、同じ目に入れる。















a0161826_217887.jpgその目の「足」に針を入れて、長編みを編む。
これが「長編みの引き上げ編み」。
















a0161826_2175422.jpg隣の目に長編みを二目入れる。

















a0161826_2181965.jpg長編みを一目する。

















a0161826_2185995.jpg高さが18センチほどになるまでこの模様を続ける。
9段した。
このように縦に線がでる模様になる。
引き上げ編みのおかげである。

そのあとはブリム。
細編みを一段して、増し目をしながら長編みを4段。

なんだかまさに和紙のような変わった編みあがりになった。
これは平らな糸のせいか。




a0161826_219295.jpg最後は十八番の色違いの縁編みデザイン。
今回はピンクということで、Plassard Gong の濃いピンク。
以前同じシリーズでカーキ色のものを帽子、スカーフ、バッグに使った。エジプト綿100%のイタリア製である。
今回もLe Bon Marche で購入。

万が一帽子が大きすぎた場合、ひきしめられるように、リボンをつける。
この濃いピンクの糸で鎖編みをして、110センチほど編む。
それを引き上げ編みに通して、リボン結びにする。



できた。
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