日本の編み糸がフランスの税関にひっかかる

日中、仕事中に携帯電話が鳴った。

あてのない番号なので、間違い電話かと思い、やる気なくとる。
「**さんですか?」と向こうが聞いてくる。
お、これはなんだ、と姿勢を正し、はい、そうですが、と答える。
「税関です。日本から小包が届いています。」

ひええええ。

また性懲りもなく日本からネットで編み糸を注文していたのであるが、それが海と大陸を超えて、フランスに届いたようである。

これまで二度、日本からネットで注文して、二度とも素通りだったので、このままそれが続くかと錯覚していたが、そうは問屋が卸さない。
前回と前々回は単に運が良かったのですね。

「審査をするのに書類が必要なのですが、メールアドレスはありますか?」と聞いてくる。
はいはい、とメールアドレスを伝える。
すぐ長々としたメールが来た。

長々としたメールのポイントは結局、次の三点の書類を出せということであった。
1.請求書 - ネット販売の場合はPayPal (アメリカのネット支払いのシステムですね)の支払い証明でもよい。
2.小包の内容説明
3.受け取りの際に税金を払うという宣誓書 (支払いは小切手でもできる)

書類はメールの添付で送ってよいということである。
行政というのはどこでも手続きが煩雑なものであるが、官僚制がへヴィーなフランスはなおのことそう。
以前はなんでも郵便で連絡が来て、書留で送り返さないといけなかったので、メールで対応できるようになっただけでも大進歩、と胸をなでおろす。

宣誓書の文は、向こうのメールにモデルがついていていたので、その通りに書く。
« Je soussigné(e), Madame, Monsieur XXX, m’engage à payer les taxes à la
livraison du colis...(小包の番号)».

さらに、これこれこの編み糸がいくつ、一ついくら、全部でいくら、等々フランス語で列挙し、店からメールで来た請求書と、受け取りの際には税金を払うという文書と共に送り返す。

書類受け取りました、審査します、というメールがすぐ返ってきた。

もうこれでOKだろう、編み糸はいつつくのかな、わくわく、と思っていたところ、そうは問屋が卸さなかった。

次の日、またメールが来た。「当税関では、フランス語か英語で書いてある請求書しか受け取りません。やり直して再度送って下さい。」
さらにこちらから送った書類が全部添付で送り返されてきた。
ひえええ。

そんな無茶な。日本の店がフランス語や英語で請求書を送ってくるハズがないだろう。
こっちは税金払うと言ってるのにい。。。
税金要らないのかなあ。

果たして日本から来た編み糸は私の手元に届くのか?
乞う、ご期待。
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by iknit | 2010-04-18 08:25 | お店