二重の花モチーフ三種

日本は未だに暑いらしいが、パリは8月初頭以来寒くて(涼しいではなく、寒い)、結局そのまま秋になってしまった。秋と言うよりもう冬に入ってきているかんじで、街ではウールのセーターを着ている人さえ見かける。
今週は毎日雨。。。

9月も2週目に入り、昼間の仕事の方が忙しくなってきて、修行がなかなか進まないが、少しづつやっている。
昼間の仕事は非常に「堅い」業務で、ファッションやアートとは全く性格の違うものだが、それはそれで好き。しかし編み物をはじめて9ヶ月目の今思うのは、昼間の仕事と全く違う世界へのアプローチの仕方、感じ方を編み物を通して経験できるというのは、大変ありがたいというか、英語で言うところのprivileged (英和の辞書によると、「特権的」と訳されるらしいが、なんかちょっと違うというかなあ。。。「ありがたい」の方が合っているような感じがする。。。)なことだということ。

以前米国の大型トラック運転手の間で編み物が流行っているという話を紹介した。その記事で、運転手の一人が、「一本の糸から物がつくれるというのはすごいことだよ。色は無限だし。」とコメントしている。
その通りで、無限の色の組み合わせと、無限のtexture (素材の感触)の組み合わせを通して、二次元から三次元のものをつくる、というのは、いやあ、「すごい」としか言いようのない世界形成の手法です。。。
と、イタリア人の建築家に説明したら、それまで「編み物なんて」とバカにしていたのに、突然まじめにうけとってくれるようになった。

編み物をはじめたお陰で自身のあり方がリッチになったし、昼間の仕事もより生産的になったような気がする。
とは言え、ここ数日は、編み物用の感覚があちこちに散乱して、あれも、これもとなってしまっている。
マリー・アントワネット風ネックレスの花を、あの色、この糸、といろいろと組み合わせてみるという作業ばかり。同時に、新しいもののアイデアも浮かんでは消え、作業の邪魔をする。

結局今手元にあるのは、この二重の花モチーフ三種。
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a0161826_5425912.jpg右の花はボルドー色を外側の花びらに使用している。
フランスのメーカーPlassard のGongシリーズのもので、エジプト綿100%。












a0161826_59538.jpg左のものは、内側の花にスペインのメーカーLanas StopTiber という糸を使っている。
ベージュ系のスラブ調糸で、81%レーヨン、19%リネン。











a0161826_592340.jpg左の花の外側の花びらには、ドイツのメーカーOnlineLinie 163 Bingo シリーズ。コットン100%のこげ茶色で、クロアチア製。
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