Chianti の手芸店

フィレンツェからまた南へ下り、Chianti 地域をうろうろする。
フィレンツェとシエナの間にある、ワインの生産で有名な丘陵地帯。
とても風光明媚なところだという話をよく聞いていたので、行ってみたいと思っていたのだが、10年ほど前にイタリア縦断ドライヴ旅行をした際には、時間の関係でこの地域を高速道路で通り抜けた。以来、高速道路の下に降りてみたいものだと思っていたので、この機会に是非とも、とそちらへ向かう。

宿泊したのはGreve in Chianti という町。そこから色々な村を巡ってみる。
初老の米国人が多い。Chianti と言えば、米国人が知っている唯一のイタリアワインの銘柄。米国育ちの私も、初めて知ったイタリアワインの銘柄は「Chianti」であった。
という訳で、退職して暇らしい初老の米国人夫婦が、これでもか、これでもか、とワイン蔵めぐりをしている。それ用の観光バスも到着する。ハイキングスタイルで歩き回っている元気な老夫婦の方々もいる。パワー全開の米国老人たちである。
フィレンツェにも米国人が山のようにいたが、景気が悪いと言っても、羽振りの良い人達は沢山いるのですね。

こちらは運転をしているので、ワイン蔵めぐりはできない。村それぞれ自体は特に見るものはないが、辺りは本当に風光明媚で、のったりのったりドライヴを存分に楽しむ。目的の村につくと、米国老人たちが地元の特産品を味見し、買っているのを眺める。

a0161826_5451616.jpgさて、ベースにしたGreve in Chiantiでは、昔から土曜日の朝にChianti で一番大きい市が立つ。
市というので、パリのような野菜やチーズなど食べ物主体の市かと思ったら、そうではない。
食べ物もあるが、主なものは、日用品。服、靴、鞄、雑貨、台所用品、花や種、薬屋さん(洗剤等も売っている)、下着屋さん、何でもあり。服屋さんでは、お店のおじさんとお客のおばあさんが今季のモードについて語り合っている。
きっと昔は、この近辺の人々にとってはここが唯一、町から来る日用品を手に入れる場所だったのですね。


a0161826_548455.jpg市には手芸用品店もあった。
毛糸は残念ながら売っていなかったが、刺繍糸、レース、リボン、タッセル、など色々と売っている。












a0161826_5483559.jpgこういう飾り紐を買う。縁につける飾り紐ですね。













a0161826_5492169.jpgある服屋さんでは、こういう三角枠の花モチーフのベレー帽とマフラーのセットが飾ってあった。
ベレー帽の方は、トップを編み紐で結んで閉じるようになっている。











a0161826_5501689.jpg別の村Castellina in Chianti には手芸用品店があった。
絵本に出てくるような、しわしわで背中が曲がった小さいおばあさんが店番をしている。










a0161826_5504851.jpgそこにいくつか素晴らしいリネンのレース編み布がいくつか置いてある。
店番ではない、大柄のおばあさんが作品作っているらしい。












a0161826_5512382.jpg写真を撮っていいか聞いたら、いい、と言うので撮ったのだが、その後で、小さいおばあさんがそれを包もうとし始める。60ユーロもするものなので、買わないです、と言うと、小さいおばあさんはカンカン。「買わないなら、写真は駄目」と言い出した。
しかし、もう写真を撮ってしまったあと。
そこで、特に要らない一番安いレース物を買う。
15ユーロ。
少し前にレース編みのりょう☆さんのブログ「白い手帖」から「メッシュワーク」というものがあることを学んだが、そのネットというかメッシュのようなものが花びらに使われている。ということで、この買い物も悪くはないとする。
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by iknit | 2010-10-04 05:57 | お店