Junkudo Paris で編み物の本を買う

このところ昼間の本業の方が忙しくて、なかなか編み物修行が進まない。
とは言え、インスピレーションでも得ようかと、編み物レシピ本を探すことにする。

Le Bon Marche の手芸店には毛糸メーカーのレシピ本が種々置いてあるが、どれも服ばかり扱っている。私は小物にしか興味がないので、やはり小物好きは日本か、と推測する。編み物の本は中身が見えないといいのか悪いのか判断しにくいので、ネット販売は役立たない。そこで普段は全く訪れないジュンク堂パリ店に立ち寄ってみることにする。

パリJunkudo(18 rue de Pyramides 75001 Paris )は1区にある。自宅からはちょうどセーヌ川の反対側だが、地下鉄では大変行きにくい。散歩がてらに歩いて行く。

Le Bon Marche の本館と食品館の間を通るrue du Bac をまっすぐ行くと、セーヌ川につきあたる。目の前の橋が Pont Royal. その橋を渡って、テュイリー宮公園/ le Jardin des Tuileries を通り過ぎて、rue de Rivoli を渡ると、ジャンヌダルクの像のある小さな広場に出る。そこから北に出ている通りがrue des Pyramides. 二つ目の交差点の右側の角にジュンク堂パリ店がある。 Le Bon Marche からは歩いて15分くらい。

「趣味」のコーナーは入り口を入って一番奥。行ってみると驚いたことに、編み物の棚の前にはフランス人の若い女性たちがたむろしていた。編み物で日本語学習?と不思議に思ったが、実は写真を見ているのである。私の予想通り小物の本が沢山並んでいるのだが、そういった小物の本を次から次へと開けては、「génial!かわいい!」とため息をついているのだ。

負けてはならじ、と若い女性方の間にすっと入り込み、棚の本のタイトルをたんねんに一つ一つ見ていくつか選ぶ。さらにそれぞれのページを全部見て、気に入ったデザインで、しかも自分でできそうなものが多いものを選んでいく。

ところが、一つ見終わって、とりあえず、と平積みになった本の上に置いたとたん、横から若い女性方の手が伸びてきて、それが取られてしまう。

うーん。これは大変だ、と焦りがでてくる。仕方がないので、一つ見終わったら、脇にかかえることにする。 なんだか情けない気持ちになってきて、さらに焦る。冷や汗さえ出てくる。

まさかこんなところでこんな挑戦に立ち向かうことになるとは、パリ編み物修行も並大抵ではおさまらない。しかし、ここで緊張が高まってしまっては、修行も失敗。兎に角買ってしまおう、と急いで何冊か掴み、レジに持っていく。

掴んだのは、以前から使っていてなかなか使い易い「はじめての棒針あみ マフラー&帽子」(主婦の友社)のかぎ針版「はじめてのかぎ針あみ マフラー&帽子」、興味深いデザインのものがいくつか目についた「ぽかぽかニットこもの   vol.1 ぼうしBook」(日本ヴォーグ社)、夏に向けて「夏の手編みのバッグと帽子―地球にやさしい糸を使って」(ブティック社)。

お金を払って店を出ると、外はもう暗い。冷たい2月の夜の風に、店の中で湧き出た汗がすっと冷えていった。

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