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米国の日経新聞 Wall Street Journal からの大ニュース。

なんと、トラック野郎たちがキルトや編み物に熱中しているらしい。

この記事です。
とても興味深い報告です。是非見てみてください。

短く説明すると、景気低迷の影響で、仕事の減った米国の長距離トラック運転手たちが、荷と荷の間のヒマな待ち時間、手芸をしている、という話。

キルトをする運転手の動画インタヴューがついている。
この運転手の言葉が含蓄深い。
「家族や友達から遠く離れていても、彼らのことを思う瞬間だ。。。色というものは素晴らしい。色は無限だ。。。達成感があって、時間を自分のものにしているという気持ちになる。」

つらい時に、手芸が生きる希望を与えているのだ。
手芸というのは、生きる意味と自己のアイデンティティという根源的な問題にかかわる経験なのですね。

会社は応援しているそうである。

a0161826_311696.jpgまた別の運転手は、奥さんにセーターを編んでいる最中。
(写真撮影 Gretchen Abraham-Banks
"In Off Hours, Truckers Pick Up Stitching,"
Wall Street Journal, 29 March 2010
)

この人は、一言で編み物の魅力の核心をついている。
"The fact that you can take strands of thread
and basically make something out of it,
that's awesome I think."
「糸を何本かとって、そこから何かつくれるというのは、すごいことだよ。」

編み物万歳。
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以前の同僚で、退職してローマとアンダルシアで暮らしている女性から電話が来る。
先週パリに小さなアパートを買って、今パリにいるということ。

偶然数ヶ月共に働いていた時に気が合って親しくなり、その直後に彼女は退職したが、以来連絡を続けていた。久しぶりに是非会おうということになる。

こちらはエコアンダリヤで小さい籠を二つ編んだ矢先。
新居を買ったということで、お祝いに家の鍵を入れるのに玄関先においておく小さい籠を編んでプレゼントしようと思う。
前回の経験から、丸い籠に徹する。

またこげ茶のエコアンダリヤ
今回は細編みだけで編む。
前回と同様に、3.5ミリのかぎ編み針で、「わ」の作り目から、鎖目で立ち上がりの一目、続けて細編みを7目。
目を引き締めて、立ち上がりの鎖目に針を入れて引き抜き編み。これで一段目完成。
二段目から9段目まで格段増し目をしていく。
10段目から増し目なしで、17段編む。

糸を別のものに買えて、色違いの縁をつける。
今回は、Linie 163 Bingo のグレーがかったブルーの糸を使う。
つい先日、コペンハーゲンの友人に贈るのに編んだ帽子バッグに使ったものの残りである。
この糸で、細編みを一段、引き抜き編みを一段。

1.5時間でできた。
とても喜んでいただきました。
編み物ができると、これと思った時にすぐに心のこもった手作りのプレゼントがつくれるというのが素晴らしい。編み糸を沢山持っているのも、いざという時に選択の幅があって、こういう時には便利である。

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by iknit | 2010-04-29 07:06 | 雑貨
編み糸を整理して、様々な糸を四六時中目の前にすると、俄然創作意欲が増す。
深く考えないで、どんどん何でもつくって糸を試そうという思いになる。

今回は東京で買ったエコアンダリヤにトライ。
Katia Paper が素敵な仕上がりになったので、これはどうなるのかと興味を持った。

エコアンダリヤと言えば、帽子やバッグをつくるのが定説のようであるが、小物入れの小さい籠をつくろうと思う。
編み物用のはさみやとじ針、クリップ、メジャーがテーブルの上に散らかっているので、それを入れるものがあると片付いてよいであろう。
居間のテーブルとソファがこげ茶なので、手持ちのこげ茶のエコアンダリヤを使ってみよう、と思い立ったのがいきさつ。

まず、丸いものをつくる。
単に、「わ」の作り目から細編みでぐるぐると格段増し目をし、底が適当な大きさになったら、増し目なしにするだけ。
「わ」から鎖目一目で立ち上がり、細編みを7目した。
底は直径10センチにした。
最後は細編みに飽きてきたので、大好きな長編みを一段し、細編みをさらに一段。
糸を、クッションカヴァーに使った残りのコットンリップルに変えて縁を編む。
居間の同じコーナーにあるので、おそろいの感じが出るとよいかと思ったわけである。
縁は細編みで一周、引き抜き編みで一周。
できた。
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大して素晴らしいというほどではないが、素朴で使えることは確か。
これが小物を入れたところ。
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次にペン等の文房具を入れる長方形の小さい籠をつくってみることにする。
角がよくわからないので、ピエロのこの編み図を参考にする。

鎖編みの作り目からただまっすぐ四角に編んでいって、底をつくる。
18センチx10センチにしようと思い、作り目は鎖目25目する。
そこから10センチの高さになるまで細編みで編んでいく。

そこから、四辺の目を拾いながら細編みで一周する。
そこから、編み図の通りに、四辺を一周、往復編みで8段する。
編地がどうもうねって、一体四角い箱型になるのであろうかと心配になってくる。
メーカーのハマナカのサイトには、「編み進んでいる際に、編み地がうねってくる場合がありますが、そのまま編み進んで下さい。編み終えてからの仕上げでカンタンに形を整えることが出来ます!!」と書いてあるので、とりあえず編み進んでいく。

次はただの長編み。
編み図では長編み二目の模様編みをすることになっているが、やってみたところ、どうもあまりさえない。
Katia Paper もそうであったが、こういう紙系の糸は、シンプルな目にした方が良いように思える。
そこで、ただの長編みを一周。
次に細編みを一周。
糸をコットンリップルに変えて、細編みで一周、引き抜き編みを一周して、縁をつける。

a0161826_561576.jpgこれでできたのだが、いやあ、編地がうねる。
ハマナカのサイトによると、「帽子やバッグの作品が編み上がってから、作品の中に新聞紙などで詰め物をします。次に、蒸気アイロンを編み地から2~3cm浮かせて軽くスチームをかけ形を整えます。スチームをかけることで、見違えるように編み地がきれいになります。」ということ。

そこで、新聞紙を中に詰め、アイロンに水を入れて熱くし、モノを近づけてみる。
いろいろして、形を整えようとする。
どうもあまりはかばかしくない。「見違えるよう」とは言いがたい。
安物のアイロンでスチームが弱いせいかと考える。
そこで、電気ポットで湯をわかし、蒸気にあててみる。(真似する方に注意!蒸気がとても熱いのでやけどしないように気をつけて。)
なるほど編地がやわらかくなるが、そう「見違えるよう」には形はしっかりしなかった。

こんなかんじ。エコアンダリヤは丸型にしておいた方がよさそうである。
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by iknit | 2010-04-28 05:09 | 雑貨
スペインのメーカーKatia から出ているブルーの紙糸を使った、オリジナルデザインの素敵なバッグを編んだあと、その前に同じ糸で編んだ帽子が粗雑なできに見える。

この帽子とバッグをプレゼントしようと思っていたコペンハーゲンに住む旧い友人は、結局今週末はパリに来られず、来週来ることになった。
まだ時間があるということで、帽子をほどいて、バッグとおそろいで、細編みと長編みを交互にしたデザインで編み直すことにする。
折角の手編みのプレゼントなので、使ってもらえるような素敵なものを贈りたいという思い。

紙の糸はうまくほどけるのかと心配であったが、難なくほどけた。

トップはまず、バッグと同様に細編みではじめる。

「わ」のつくり目から立ち上がりの鎖目を一目し、「わ」の周りに細編みを8目する。
「わ」を引き締め、立ち上がりの鎖目に引き抜き編みをして「わ」をつなげ、一段目完了。

そのあとは、細編みで毎段増し目をしながら編んでいく。

一度使ってほどいたあとのKatia Paper は、新品の時よりもはるかに編み易くなっている。
ごわごわ、ぎしぎし、とした感触が無くなって、柔らかくなっている。
くしゃくしゃにすると柔らかくなるとは、まさに紙であるということであろう。
製造元は、この糸を改良する場合、生産過程の最後に、くしゃくしゃにするという工程をつけ加えるといいのではないかと思う。

12段編んだところで、周囲が52センチになったので、増し目をやめる。
増し目なしで2段編む。

a0161826_19185762.jpg次に長編みにうつる。
バッグのデザインと同様に、長編みを二段。

糸をドイツのメーカーOnline の Linie 163 Bingo のグレーがかったブルーの綿100%糸に変える。
この糸で、細編みを二段。

またKatia Paper にもどって、長編みを二段。
綿糸で細編みを二段。
紙糸で長編みを一段。
綿糸で細編みを二段。

かぶってみると耳にかかるちょうどよい深さになったので、ここで帽子の頭部は終わりにする。
周囲は56センチになった。

a0161826_191935100.jpgブリムに入る。
紙糸で細編みをしながら増し目をしていく。
ブリム一段目は6目に一回、二段目は7目に一回、三段目は8目に一回増し目をする。
4段目からは増し目なし。前回はブリムがひらひらしすぎてしまったので、そうならないようにするのが目的。

5段目からはまた長編みを二段する。増し目なし。

最後に綿糸に変えて、細編みを一周、引き抜き編みを一周して縁をつける。

できた。
前回のものよりもはるかに素敵。
既成の編み図に頼らず、それぞれの糸の性質に合わせて、自分の感性でデザインすることが成功の秘訣、というのが今回の経験より学んだことである。
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by iknit | 2010-04-26 19:22 | 帽子
手に入れた編み糸は皆、クローゼットに入れておいていたのであるが、蒐集が度を超してしまい、何を持っているのか、何がいくつ残っているのか、分からなくなってしまう状態。
その結果、ますます糸を買ってしまう。

そこで編み糸を置く棚をつくることにする。通常目に見えるところにあれば、これ以上買うということも抑制できるであろう、というのがねらい。

自宅にはL字型の長い廊下があるので、そこに棚を置こうと考える。
IKEAからExpedit というシリーズのものを注文し、土曜日に配達してもらう。

IKEAなので、自分で組み立てないといけない。
組み立ては簡単だが、IKEA得意のL字型のねじを入れる際に使う道具で、手が痛くなった。

棚を組み立て、さて、モノの整理にうつる。

春夏モノのコットン、リネン、紙の糸をクローゼットから出して、分別し、外から見えるように、透明のビニール袋に入れる。a0161826_132592.jpg
いやあ、あまりに沢山あるので、自分でもびっくり。売るほどあるとはこのこと。

深く反省する。
もう春夏の糸は来年まで買わないと心に決める。
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ブルーの紙の糸で編んだ帽子に合わせて、バッグをつくる。

前回は既成の編み図通りに編んで、あまりよいできではなかったので、今回はオリジナルデザイン。
使用糸は、帽子の時と同じく、Katia Paper のブルーと、Online Linie 163 Bingo のグレーがかった青である。
針はかぎ針3.5ミリ。

a0161826_8155615.jpg細編みで底をつくることからはじめる。

鎖編みの作り目ではじめる。鎖目を30目する。
これが幅になる。
そのまま細編みで5段往復に編んで、横長の長方形をつくる。

そこから、長方形の周囲の目を拾いながら細編みして一周する。
そのまま輪に編んでいく。
これが輪の二段目が終ったところ。





a0161826_8163270.jpgしばらく細編みを続ける。
帽子で長編みの模様編みをした時よりも、糸の感が素敵に顕れる。
しかし、兎に角編みにくい糸なので、つかれてくる。
そこで長編みに変える。
長編みを二段する。

編み目の変化がはっきりして、なかなかよい。
帽子に水平の線が入っているので、ここで糸を変えて、ボーダーの模様にしてみる。
細編みで二段した。





a0161826_817547.jpgまた紙の糸に戻り長編みを二段して、次に綿の糸で細編みを二段。

次に紙の糸で長編みを一段すると、縦の長さが丁度良いかんじになった。
そこで、綿の糸に変えて、細編みを一段、引き抜き編み一段する。










a0161826_8173392.jpgこれがバッグの本体。
編み上がりの質感がとても素敵で、自分でもびっくり。














このあと、紙の糸に戻り、細編みで持ち手を編んでいく。
持ち手は一本にして、左右のサイドにつけることにする。

バッグ本体の長編み最後の段から4目拾って、そのまま細編み4目をひたすら往復に編んでいった。
これは非常に編みにくかった。一目一目を力んで編まないといけないくて、疲れる。
適当な長さになったところで、反対側に編みつける。

さらに綿の糸で細編みで周囲を一周して、色違いの縁をつける。

最後に、持ち手のつけ根の部分を、本体の縁にしっかりつける。

できた。シンプルで、なおかつ上品な、素敵なバッグができた。
こうなると、帽子が粗雑に見えてくる。
あの帽子をこのバッグと一緒に友人にプレゼントするのはちょっと、どうかな、と考える。自分だったら、バッグだけ使って帽子は使わないだろう。どうしようかと悩んだ末に、帽子の方は、勇気をふるってほどいて編み直すことにした。
次回は新しい帽子(のハズ)。
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先週15区の手芸店で買ったKatia Paper のブルーグレーの糸を早速使って、帽子をつくる。

今週末に、デンマークはコペンハーゲンから旧い友人が遊びに来ることになっている(た)。印象的なブルーグレーの目を持った女性である。ハイキングが好きなので、夏用のブルーグレーの帽子を編んでプレゼントしようかと思い、編み始めた。

火山の灰による空港閉鎖がまさかこう何日も続くとは予想だにしていず、空港が開いた今となっても、この混乱の直後では、今週末に実際遊びに来られるかは不確定である。
どちらにしろ近々会えるであろうと期待して、最後まで編んだ。

このうえなく編みにくい糸である。
まさに紙をそのまま糸にしたようで、がさがさ、ごわごわ。
とは言え、さすがファッションの発信地スペインの製品、編み上がりの色はとても素敵。
他の人にあげるだけではもったいない、自分用にも何か編もう、と思うくらいである。

この糸はKatia の新製品だそう。今後製品改良を重ね、末はエコアンダリヤのような洗練された糸に成長することを期待する。

さて、当の帽子であるが、また怠けて既成の編み図通りにする。
今回は「夏の手編みのバッグと帽子」(ブティック社)の89ページに出ている編み図そのままに従った。

水平に色の違う糸の線が入るデザインである。
この水平の線には、以前アウトレット編み糸店Cat' Laine で手に入れたLinie 163 Bingo のグレーがかった青の綿100%の糸を選ぶ。

「わ」の作り目から鎖編み三目で立ち上がり、長編みを15目。
「わ」をひきしめ、二段目は糸を変えて、細編みと鎖目。
三段目は紙の糸に戻り、前段の鎖目に長編みを二目づついれ、鎖編み一目を続けて、次の長編み二目。
4段目はまた綿の糸で細編みと鎖編み。
5段は紙の糸で長編み三目を同じ目に入れ、6段目は綿の糸で細編みと鎖編み。

7段目からは、紙の糸で長編み三目に細編みを続けるものを二段、綿の糸で細編みと鎖編みを一段を繰り返す。

a0161826_447889.jpgすなわち、こうして同じ目に長編みを三目入れる。















a0161826_4474015.jpg続いて鎖編みを一目し、細編み、鎖編み。
















a0161826_448175.jpg次の段は、前段の細編みの頭に長編みを三目入れる。















a0161826_4484213.jpg続いて鎖目を一目、前段の長編みの頭に細編み、続けて鎖目を一目。













次の段は綿の糸で細編みプラス鎖目をしていく。

できた。
特に模様編みにしなくても、長編みをまっすぐしてもよかったのではないかと思う。
さらに、またブリムがひらひらしすぎた感がある。
編み図通りにすると、どうもブリムがひらひらするようである。
面白いのは、素材のせいか、何の支えもなしに、ブリムがしっかりと開いているところ。
日よけにはなるであろう。
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by iknit | 2010-04-23 04:53 | 帽子
朝、出勤しようとあたふたしていたところ、ドアのベルが鳴った。

こんな時に誰だろうと、小さいのぞき窓から外を見る。
「はい」というと、「**さんですか」と向こうが言う。
「そうですが」と答えると、「Chronopost です」と返事が来た。

日本からの長旅の末に、フランスの税関につかまってしまったかわいそうな編み糸たちが、とうとう着いたのです。

Chronopost というのは、フランスの国際速達郵便の制度である。
日本のEMSのようなものである。

前回の報告の時点では、税関から三種類の書類を出せと言われ、いそいそと提出したところ、必要書類の一つであった店からの請求書が、「これは日本語で書いてある。フランス語か英語でないと受け付けない」と、突き返されてきたというところであった。

その後、仕方なく、英語で店から私あての請求書を英語でしたため、注文した先である柳家に、申し訳ないですが、サインと印鑑をお願いします、とメールで送った。
ありがたいことに、すぐサインと印鑑がついたものがPDFで送り返されてきた。さすが日本のお店。ご協力ありがとうございます。
これを、もともとつくったフランス語の二つの書類と共に、再提出したのである。

再提出したのが月曜日の朝一番。水曜日朝には自宅に届いたので、フランスとしては素早い対応と言える。
以前のフランス行政に比べれば、格段の進歩、奇跡的に速い対応と言ってもよい。だいたい、物事が通ったという時点で、すごい進歩である。
長年、フランス行政の対応の遅さだけでなく、理解を超える不可能さにあきらめの境地にいた私にとっては、「着いた」というだけで感動的である。しかも、書類を提出して48時間後。
東京では注文した当日、米国では翌日、遅くても注文して3日目には届くのが当然であるが、ここはフランスである。
フランスでこの早さと着実性は感動的である。
フランスの努力と進歩を確認する。

a0161826_3471424.jpgさて、提出した書類で約束したように、受け取りの際には税金を払う。
小包には「輸入税を支払うべし」というオレンジ色のシールまで、デカデカとついていた。
税金はなんと、69ユーロであった。
69ユーロといえば、時価8621円である。
輸入した商品の価格の50%にあたる。

ところで、袋に印刷されている「ゆうパック」という記号がかわいいですね。

予想外にすぐに着いたということで感動したので、よくやった、というねぎらいの思いでポンと支払う。
これからも努力と進歩をして頂きたいと願うのみである。

さて、何をそんなに買ったのかというと。。。

a0161826_348572.jpgハマナカはリッチモアのシルクリネン
リネン73%、絹27%である。
シルクとリネンの混合とは、ヨーロッパでは見たこともない。なんて日本的なんだろう、と注文する。

柳家で30%オフで一玉686円であった。
残っている色は限られていたが、4番桜色と9番薄茶を注文した。
とても上品で素敵な糸である。
桜色は特に素敵。
もっと他の色も欲しいと思わせる。





a0161826_3483836.jpgスキーのつややかコットンカラフル
綿100%である。
色の明瞭さと、一玉220円という値段に惹かれて、10玉づつ注文した。
実際の色は写真で見るよりも、さらに明瞭である。
秋、冬にも使える糸であろう。










しめて38玉、16,748円。
送料4,130円。
輸入税8,621円。
合計 29,499円

一玉776円、6.22ユーロの計算。
豪勢な買い物である。

リネンとシルク混という変り種が手に入ったし、アイスランドの火山噴火の影響、加えてSNCF(フランス国鉄)のスト、による流通の混乱をまぬがれてはるばる到着したということもあるので、値段ははったとは言え、不満はない。

とは言え、今回の経験から考えて、パリから日本のネット販売を利用する際の心づもりのポイントとしては、次の三点が言えるであろう。
1. 本当に欲しいと思うものしか注文するな。価格が安いという理由で、それほど欲しくないものを注文すると、税金を払うことになった際に後悔する。
2. 一回の総額が高額にならないようにする。どうせ送料がかかるからということで沢山注文して、商品の総額が高額になると、税関につかまる。
3. 万が一税関につかまった際には、請求書、あるいは領収書を店から英語で出してもらうことができるように心の準備をする。
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by iknit | 2010-04-22 03:50 | お店
前回手に入れた米国の編み物教則本にあまり感心しなかったのであるが、あれだけ編み物人口が多い上に、イノベーションを重んじるお国柄なのであるから、一冊くらい面白いものがあるはず、とひるまず探してみる。

また、Amazon.fr を通じて、デザインに重きを置いていそうなもの二冊を古本屋から注文した。

a0161826_2583599.jpgLaura Irwin というオレゴン州はポートランドに住む方のBoutique Knits
ポートランドと言えば、オルタナティヴ文化で有名なところだし、表紙の帽子のデザインが素敵だったので注文してみた。

タイトル通り、全部棒針編みである。
帽子、バッグ、ショール、ベスト、ミトン、ベルト、ヘアバンドなど、様々なものが出ている。
皆、冬物である。編み図はついていず、言葉による説明だけである。
帽子のデザインは興味を惹かれるものがいくつかある。あとは悪くはないが、特に際立って面白いという感じはしない。



a0161826_2591134.jpgさらに、Lynne Barr という方の、
Knitting New Scarves:
37 Distinctly Modern Designs
というものを手に入れた。
これも表紙のスカーフに興味を惹かれて注文してみたものである。











a0161826_4414239.jpgこれもタイトル通り、棒編み専門で、編み図はなく、言葉で説明がしてある。
これは非常に興味深いデザインのスカーフが次から次へと沢山でている本である。
ページをめくるのがわくわくする。
ただのスカーフだが、こんなに色々なデザインができるのか、と感嘆した。
編み物の、色、感触(texture)、立体性を混合した可能性の奥深さに刺激される。








a0161826_442856.jpg写真もとても素敵。
食べ物専門写真家が撮ったそうで、なるほど、と思う。














a0161826_324874.jpgさらに、パリ在住のオランダ人で編み物をする友人に薦められて、イギリスはロンドンの編み物アーティストKaffe Fassett の本を注文した。
オランダでは編み物が盛んだそうで、小学生のころから放課後に編み物のレッスンを受けていたそうである。
彼女は現在もっぱら靴下を編むのに凝っている。
彼女によると、Kaffe Fassett は「真の編み物アーティスト」だそうである。各地でワークショップをしているそうであるが、大人気で、参加するのが大変だそうである。






a0161826_4281024.jpgKaffe Fassett は何冊も本を出しているが、その中からKaffe Fassett's Pattern Libraryというのを手に入れてみた。

なるほど、色の芸術家。
これはそれぞれのパターンの編み図がついている。
自分ではここまでは絶対しないだろうが、これもまた、編み糸のもつ無限の可能性を示してくれる、見ていて楽しい本である。





上記三冊の中では、Lynne Barr の Knitting New Scarves: 37 Distinctly Modern Designs が私の一番のお薦め。
フランスのアマゾンからも、日本のアマゾンからも注文できる。
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丸いクッションにカヴァーをつけようと思う。

a0161826_4323580.jpgクッションと言っても、座布団のように平らなものである。
直径40センチである。














先週末、テーブルとストゥール4つのセットを処分した。
正確に言えば、寄付した。

パリでいつも悩むのは、不要になった大きい家具をどう処分したらよいか、ということである。
古道具屋に持って行きたくても、重くて持って行けない。
環境に配慮して、さらにパリでは駐車が面倒だということもあり、車を持たないことにしたのだが、以来、なおさら大きいモノの移動は不可能となってしまった。
米国にはとても便利なCraigslist というコミュニティ情報交換のサイトが各都市にあり、そこに「売ります」という広告を載せれば何でもあっという間に売れてしまう。そのパリ版もあるのだが、詐欺が多いようで、あまり利用者が多くないようである。

ところが、ありがたいことに、最近はフランスでもCraigslist と似たようなネットのシステムで、しかし「売ります」ではなくて「あげます」に特化したサイトがいくつか始まったのである。
環境保護についての関心が高まるなか、「捨てる」のではなく「再利用する」という概念が流行しているのですね。

例えばdonnons.org や ConsoGlobe がそれ。

前者のdonnons.orgに広告を出したら、すぐに30近くメールが来て、そのうちの一人を選んで返事を出したところ、2時間後には家族総出でとりにきた。
アパートがあっという間にすっきり。

前置きが長くなったが、このクッションはもともと、このテーブルセットのストゥールについてきたもの。ストゥールは4つあるのに、何故かクッションは2つしかついていなかった。
シンプルなクッションで、座布団のように床に置いて座るのに便利であろう、ということで、このクッションはあげないで、とっておいたのである。

そのまま床に置いてみると、なんだか貧相である。
そこで、カヴァーを編んでつけてみようと思い立ったわけである。

さて、問題は丸いというところ。
かぎ針で、中心から外に向けて編んでいくしかないであろう。
丸いモチーフを大きくしてつくるという戦略で行くことにする。

a0161826_4343669.jpg糸は、沢山使うであろうと見込んで、先月東京にいたときに、オカダヤで、10玉一袋1050円で買ったコットンリップルを基調にすることにする。
綿100%で、一玉25グラム、56メートル と小さいが、10玉あるので間に合うであろう。












a0161826_4351350.jpgさらに、居間の色調に合わせて、こげ茶の糸も一緒に使おうと考える。
以前 パリのアウトレット編み糸店 Cat' Laine で買ったドイツのメーカー Online の Linie 163 Bingo のこげ茶を使おうと思う。













a0161826_436452.jpgひたすら何段も編んでいける丸いモチーフはないかと、手持ちの本をめくっていろいろと探す。
いくつか試し編みをしてみて、最終的には、ピエロのサイトに出ていたこのドイリーの編み図を参考にすることにする。

鎖目6目を輪にしてはじめ、細編み一段、長編み4目の玉編み一段と繰り返していく。
細編みをこげ茶の糸で、玉編みをコットンリップルで編んで行った。








a0161826_4364662.jpg外周りの段は時間がかかって、面倒である。一段でコットリップル一玉使ってしまうほどである。
我慢してする。
これが片面できたところ。

これを二枚つくって、はぐ。
はぎは、こげ茶の糸で、細編みと鎖編みではいだ。
最終的には、コットンリップルは8玉、こげ茶のLinie Bingo は二玉使った。






なんだか、チョコレートの入ったモカクリームのケーキみたいになった。
おいしそう。
部屋も少し素敵になった。
コットンリップルが足りないので、もう一つのクッションは別の糸でカヴァーをつくることになるが、いつになるやら。それまで残りのクッションはクローゼットでお休みして頂く。
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by iknit | 2010-04-19 04:46 | 雑貨