だんだん大きい町に脱皮して行くのに沿って、「文明」度も上がって行く。
離れ小島から来た身としては、フィレンツェは大都会で、目が白黒。
右を見ても左を見ても素敵なものばかりである。
フィレンツェは英語やフランス語ではFlorence と呼ばれるのであるが、Florenceはもともと「花咲く」という意味。名前の通り、どこもかしこも花模様だらけである。
教会や旧い建物に使われている花模様を紹介していてはきりがないし、だいたい写真撮影ご法度のところばかりなので、今回は街のお店のウィンドウで見かけたフィレンツェ発今季モードの花模様デザインをいくつか紹介することにする。
フィレンツェは織物産業で有名だが、これは高級な風情の織物のお店のウィンドウにかかっていた布。
フィレンツェは皮革製品も有名だが、これは皮革製品屋さんのウィンドウにあったバッグ。
革の花が三つもついている。
Raspini というフィレンツェのブランドの冬の耳あてつき子供用帽子。
Michele Negri というこれもフィレンツェのブランドの男物スカーフ。
教会で見る絵のエジングを思わせる花と色合い。
Adele Fado というこれまたフィレンツェのブランドのドレス。
上のドレスの花をクローズアップ。
Miu Miu のドレス。
ところで、古着屋さんを見つけた。シニョーリア広場のそばで、Angelo というお店。
あとでお店の人が見せて下さったのだが、エルジャポンの最新号(10月号)に紹介されている。
住所はVia del Cijatori 25/r。
ウェブサイトはwww.angelo.it
ここでみつけたヴィンテージ物ドレスの裾には小花の刺繍が沢山してある。
これはサン・ロレンツォ広場のそばの手芸店の店先に下がっていたレースの布のエジング。
この手芸店はVia Faenza という通りにある。
ここでイタリア製の編み糸を買う。
コットン100%だが、起毛している変わった糸。
一玉2.50ユーロ。