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今週末のパリは耳が切れるように寒い。
道行く人々は皆、もこもこのコートを着て、帽子をかぶって、身を縮めながら早歩きをしている。
ところが、スーパーに行く途中に道ですれ違ったご近所の中山美穂さんは、なんと帽子をかぶっていなかった。
さらに顔を上げて、悠々と歩いていた。
大女優というのは、寒さも身にこたえないのであろうか。

もしかしたら、毛糸の帽子を持っていないのかも。
今度帽子をつくって差し上げようかしらん。

一方こちらは、平凡な一般人。この寒さはかなわない。フリースの部屋着で家にこもって、湯豆腐をしながら、最新の作品である玉編みのブリムつき帽子( with リボン)に合わせた玉編みのマフラーを編むことにする。

玉編みマフラーのデザインは、「はじめてさんの手編みレッスン マフラーと帽子&こもの」 (日本ヴォーグ社)の25ページの編み図を応用。

今回は幅を細くし、長くつくろうと思う。これは寒さ対策で、二重に巻けるようにすることが目的。

帽子を作った時に使ったのと同じFonty Numero 5 のボルドー色の糸で、鎖編みを16目、10センチつくる。

一段目は、立ち上がりの三目のあと、隣の目に長編みを一つ、続けて鎖編みを一つ編む。
二目とばして、次の目に長編みの玉編みをし、鎖目を一つ続ける。
玉編みの編み方は、ピエロのあみこもびより のサイトの動画  「中長編み三目の玉編み目」をご覧下さい。これを長編みですれば、長編みの玉編みになる。
同じ目にもう一つ長編みの玉編みをし、鎖目を一つ続ける。
また二目とばして、次の目に長編みをし、その隣の目にも長編みをし、鎖目を続ける。
また二目とばして、次の目に玉編み+鎖編みを二つ入れる。
二目とばして、その次の目に長編みをし、その隣の目に長編みをし、続けて立ち上がりの三目を編む。
これで一段目終わり。

もっと幅が欲しかったら、真ん中やサイドの長編みの数を増やせばよし。

二段目からは、一段目の二つ目の長編みの頭に長編み+鎖編みをして、次は前段の玉編みと玉編みに玉編み+鎖編みを二つ入れ。。。

すなわち、以下の通り。

a0161826_238580.jpg立ち上がりの三目の隣の長編みの頭に長編みをし、そのまま鎖編みを一つ続ける。
















a0161826_23105090.jpg前段の玉編みと玉編みの間を束にとって、長編みの玉編みをし、そのまま鎖編みをひとつ続ける。















a0161826_23112315.jpg同じところに長編みの玉編みをもう一つし、そのまま鎖編みをひとつ続ける。
















a0161826_2312481.jpg前段の長編み二つの頭にそれぞれ長編みをし、そのまま鎖編みをひとつ続ける。
















a0161826_23124365.jpgまた前段の玉編みと玉編みの間に玉編み+鎖編みをして、前段の長編みと作り目三目にそれぞれ長編みをする。
これでこの段は終わり。
そのあと続けて、立ち上がりの三目。












これをひたすら続けて、長さが170センチになるまで編む。毛糸玉は三玉使った。

そのあとは、ブリムの縁のデザインに合わせて、Fonty Numero 5 のブルーグレーの毛糸で縁編みをする。
すなわち、前段の目を拾って細編みをし、次の段は引き抜き編みして行く。

引き抜き編みの編み方は、ピエロのあみこもびより の動画 「引き抜き編み」をご覧下さい。

もう一方の端にも縁編みをする。

これで完成。
できたマフラーを、英国人陶芸家エイモンの水差しに着せてみる。
企画通りに、二重に巻いて、前で結ぶ。
短い結びの端が、帽子のリボン結びに合って、素敵な仕上がり。

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今回はブリムのついた帽子に挑戦。

先日サンジェルマン・デ・プレを歩いていた時に、道ですれちがった女性が黒い帽子をかぶっていて、そのブリムの縁がグレーになっているところに目が行った。
それを真似しようというのがねらい。

毛糸はまたまたFonty Numero 5。以前 Cat' Laine で買ったものである。
今回の色はボルドー色みたいなもの。
縁は同じFonty Numero 5 のブルーグレーのような糸にしようと思う。
 
編み方はどのようにしようか、と本のページをめくる。
頭の部分は 「ぽかぽかニットこもの vol.1 ぼうしBook」 (日本ヴォーグ社)の10ページに出ているキャスケットのように玉編みにして、ブリムは26ページのクロッシュのように、少しひらひらとした細編みのものにしようと計画する。

という訳で、作り目をしようと編み方の説明を見ると、最初に「鎖編み4目を輪にして編み始めます」と書いてあるではないか。
なんだこれは、やったことがないぞ、さらにまだ作り目の仕方があるのか、と衝撃を受ける。

編み物修行はまだまだ先が長いことを再確認しながら、またGoogleのお世話になる。
あみこびよりのサイトに 「円編み 作り目 鎖編みを輪にする方法」  の動画があった。

円編みというのですね。

動画で見ると一見とても簡単そうだが、実はそうではなかった。
鎖編みを4つ作って丸くするのは簡単。
次は一段目の玉編み。これも難なくできる。あみこびよりのサイトの動画  「中長編み三目の玉編み目」 を参考に、私は個人的に長編みが好きなので、長編み三目の玉編み目をする。

さて二段目、と編み図を見ると、一段目に玉編みが6つある。
自分の手元を見ると、玉編みが4つある。
????鎖編みが4つなのに、どうして玉編みが6つできるのだろう。。。?

という訳で、はじめからつまずく。

何度かトライして、分からないまま適当に玉編みを6つ作ることはできたが、その後も、玉編みの段を変わる時の様子がどうもよく分からなくて、何度もやり直すはめになる。
さらに、玉編みから細編みにうつる最初の段もよく分からなくて、何度かやり直す。

そこまで来るともう面倒になって、ブリムは編み図を無視。細編みで適当に増し目をしながら数段編み、鏡を見て、このくらいか、というところで終わりにする。

糸をブルーグレーに変えて、縁編みをする。
すなわち、前段の目を拾って細編みをし、次の段は引き抜き編みをする。

引き抜き編みの編み方は、ピエロのあみこびよりの動画 「引き抜き編み」をご覧下さい。

できた。相変わらず大きめにできてしまったが、ブリムが好きなように形づくられるところが、なかなか良い。

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by iknit | 2010-02-13 12:11 | 帽子
パリは、編み人フレンドリーな街とは言えない。
毛糸店は少ないし、毛糸は高い。
羊毛の国イギリスや寒い北欧と違って、基本的に地中海文化のフランスでは、フィッシャーマンセーターのようなぼこぼこのセーターは殆どみかけない。
時々毛糸のマフラーで素敵なものをしている人に「そのマフラー素敵ね」と言ってみると、ロンドンで買ったと返事が来ることしばしば。

パリで編み物をする唯一の利点は、昔からのファッションの都であるというところであろう。道を歩く女性たちにはオリジナルで素敵なデザインのものを着ている人々が多く、注意して観察してみれば、編み物をする際のアイデアを得ることもできる。

先日Le Bon Marche の手芸店で編み針を買っていた際、レジの私の前にアフリカ系の女性が二人並んでいた。二人とも同じ型の毛糸の帽子をかぶっていたのだが、それが見たことのないようなもので、シンプルなのにとても素敵である。
興味にかられて、帽子素敵ですね、見てもいいですか、と聞いてみたところ、二人とも帽子をとって快く見せて下さった。

なんと、ただの筒なのである。「ただまっすぐ編んで、筒にして折り込むだけ。」と二人で口々に説明しながら、何度も折り込み方を見せる。
単にメリヤス編みでまっすぐ編んで四角をつくり、両端を合わせて筒にし、そのあと折り込んでいるだけなのである。
レジの女性が「特許をとった方がいいわね」と無表情に一言。いかにもパリ人風。

もともと、西アフリカの女性は一様に布を様々なスタイルで頭にまいている。

西アフリカ諸国では、子供も大人も、女性も男性も、Bou bou (ブーブー)と呼ばれるバサっとした大きなドレスを着ている。
Bou bou の写真はこのフランス語のウィキペディアで見て下さい。
http://fr.wikipedia.org/wiki/Boubou_(robe)

このウィキペディアのページの一番下の写真の女性をご覧下さい。
西アフリカではBatik やtie dye の目を見張るような素晴らしい布地が街中で豊富に売っていて、それでbou bou を仕立てるのだが、女性の場合、必ずbou bou をつくったハギレで四角い布をとり、それを様々なスタイルで頭にまくのである。

四辺を巻いて折り込むという、そのファッションの伝統が、寒い冬のパリで、ニットとなって再現されている訳ですね。感嘆しました。

前置きが長くなったが、という訳で、今回は、二目長編みのコサージュつき黒のマフラーの残りの毛糸を使って、二目長編みで西アフリカ風帽子を作ろうと思い立つ。

まず鎖目でつくり目をする。今回は作り目を頭周りにしようと思うのだが、二目長編みのマフラーをつくった時の経験から、編むにつれどんどん編み目がゆるくなって、幅が広くなって来てしまうことが分かっている。
そこで、私の頭周りはだいたい52センチくらいなのだが、40センチくらい作り目をする。

そのあとは単調に二目長編みをしていく。

a0161826_1122710.jpg気長に湯豆腐をしながら、2時間半。だいたい高さが35センチくらいになるまで編む。このような長方形になります。最後の数段は、黒い糸が足りなくなったので、コサージュをつくった時に使ったのと同じグレーの毛糸を使った。案の定、最後は57センチまで幅が広がってしまった。












a0161826_113045.jpgそのあとは、中表にして両端をはぐ。はぎ方はネットを調べたが、棒編みの事例ばかりでてきたので、あきらめて適当に引き抜き編みをして行った。















a0161826_1133630.jpgあとは糸端を始末して、これで終わり。
筒をかぶって、前に余っている布を頭の後ろに倒す。
サイドと後ろに余っている布を内側に折り込む。
極太の毛糸を使っているので、後ろが重たくなってしまうが、Le Bon Marche で出会った女性たちは細い毛糸で編んでいて、後ろがもっとすっきりしていた。
という訳で、今回のものは「亜種」。









a0161826_1273779.jpg前からみるとこんなかんじ。
友人の英国人陶芸家エイモンの水差しに着せてみました。
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by iknit | 2010-02-11 01:28 | 帽子
このところ昼間の本業の方が忙しくて、なかなか編み物修行が進まない。
とは言え、インスピレーションでも得ようかと、編み物レシピ本を探すことにする。

Le Bon Marche の手芸店には毛糸メーカーのレシピ本が種々置いてあるが、どれも服ばかり扱っている。私は小物にしか興味がないので、やはり小物好きは日本か、と推測する。編み物の本は中身が見えないといいのか悪いのか判断しにくいので、ネット販売は役立たない。そこで普段は全く訪れないジュンク堂パリ店に立ち寄ってみることにする。

パリJunkudo(18 rue de Pyramides 75001 Paris )は1区にある。自宅からはちょうどセーヌ川の反対側だが、地下鉄では大変行きにくい。散歩がてらに歩いて行く。

Le Bon Marche の本館と食品館の間を通るrue du Bac をまっすぐ行くと、セーヌ川につきあたる。目の前の橋が Pont Royal. その橋を渡って、テュイリー宮公園/ le Jardin des Tuileries を通り過ぎて、rue de Rivoli を渡ると、ジャンヌダルクの像のある小さな広場に出る。そこから北に出ている通りがrue des Pyramides. 二つ目の交差点の右側の角にジュンク堂パリ店がある。 Le Bon Marche からは歩いて15分くらい。

「趣味」のコーナーは入り口を入って一番奥。行ってみると驚いたことに、編み物の棚の前にはフランス人の若い女性たちがたむろしていた。編み物で日本語学習?と不思議に思ったが、実は写真を見ているのである。私の予想通り小物の本が沢山並んでいるのだが、そういった小物の本を次から次へと開けては、「génial!かわいい!」とため息をついているのだ。

負けてはならじ、と若い女性方の間にすっと入り込み、棚の本のタイトルをたんねんに一つ一つ見ていくつか選ぶ。さらにそれぞれのページを全部見て、気に入ったデザインで、しかも自分でできそうなものが多いものを選んでいく。

ところが、一つ見終わって、とりあえず、と平積みになった本の上に置いたとたん、横から若い女性方の手が伸びてきて、それが取られてしまう。

うーん。これは大変だ、と焦りがでてくる。仕方がないので、一つ見終わったら、脇にかかえることにする。 なんだか情けない気持ちになってきて、さらに焦る。冷や汗さえ出てくる。

まさかこんなところでこんな挑戦に立ち向かうことになるとは、パリ編み物修行も並大抵ではおさまらない。しかし、ここで緊張が高まってしまっては、修行も失敗。兎に角買ってしまおう、と急いで何冊か掴み、レジに持っていく。

掴んだのは、以前から使っていてなかなか使い易い「はじめての棒針あみ マフラー&帽子」(主婦の友社)のかぎ針版「はじめてのかぎ針あみ マフラー&帽子」、興味深いデザインのものがいくつか目についた「ぽかぽかニットこもの   vol.1 ぼうしBook」(日本ヴォーグ社)、夏に向けて「夏の手編みのバッグと帽子―地球にやさしい糸を使って」(ブティック社)。

お金を払って店を出ると、外はもう暗い。冷たい2月の夜の風に、店の中で湧き出た汗がすっと冷えていった。

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以前にも触れたように、パリでは1月半ば前にsoldes, セールの季節がはじまった。

パリのセールははじめは10%引きなど、それほど値段が下がらないのだが、週がたつにつれ、どんどん値引きされていく。街の店先のウィンドウの赤い文字が、「Deuxième démarque」(二回目の値下げ)、「Troisième démarque」(三回目の値下げ)、「Dernière démarque」(最終値下げ)と変化していく。とは言っても、米国のように最終90%引きなどとなる店は皆無で、せいぜい最終でも40%、ごくたまに50%引きほどであるが。

1月も終る今週末、セールがはじまって三週間ほどたつ。もしや、すぐ近所のデパートLe Bon Marché の手芸店でも、いつもは目がとびでるほど高い毛糸の値段が下がってきているのではないか、と思いつく。

普段は私はパリのセールが嫌い。人が多いし、大して安くなっていないし、安くなっているものは気に入らないものか、無くてもいいものばかりというのが常。しかし、今回は修行中ということで、歩いて5分のところなのだから、と自分に言い聞かせ、怠惰な身をおこして行ってみる。

Le Bon Marché (24, rue de Sévres 75007 Paris) はパリで一番古いデパート。小さめのデパートだが、品揃え的にはデパートの中では私は比較的好き。特にベッドリネンや旅行鞄のコーナーがとても良い品揃えで、セールの時はお得。食料品館が別名Le Grand Epicerie de Paris (パリの大食品市場)としてとても有名で、夜の閉店前に行くと、独身貴族が買い物をしていて格好の出会いスポットだといううわさもある。質的には街の商店の方が良いものが多いと思うし、値段的にはスーパーの方が安いので、私は食料品のためには、いそぎの用でもなければ行かない。

a0161826_643734.jpg入り口はいくつかあるが、手芸店へのアクセスとしては、rue de Sèvres とrue du Bac の角の入り口が一番便利。
rue du Bac は本館と食料品館の間にある通りです。入り口はこういう門構え。
「soldes absolus」(完全セール)の旗がひるがえっている。気分も盛り上がる。

この入り口から入るとすぐ前にエスカレーターがあるので、それに乗る。間違ってもデパートのフロア中心にあるエスカレーターに乗らないように。そうすると大変なことになって、手芸店には行き着けない。代わりにベッドリネンを買うはめになってしまう。



a0161826_652387.jpg3階、3階と今まで書いてきたが、地上階がゼロであるヨーロッパの3階は、日本で言うところの4階である。このエスカレーターでは3階(4階)が最上階。上りきったところに、手芸店がある。その色とりどりの光景が目の前に広がった瞬間の高揚感は、何度行っても同じ。写真では奥の壁に沿ってずらっと毛糸玉が並んでいる。写真右の壁の向こうのゾーンにも毛糸の棚は続く。
左手前はボタンコーナー。もちろん、刺繍糸、リボン、布、ベルトのバックル、バッグの持ち手等、手芸に使うものが何でもあります。





この手芸店の中央ゾーンの壁はRowan が陣取っているのであるが、その棚の前にセール籠が二つ置いてあるのを以前から見ていた。そこに直行する。
籠は一つに減っている。しかし、以前の30%引きの値段から、さらに30%引きになっている。以前から非常に惹きつけられていたが、30%引きでも10ユーロ近かったカシミヤの毛糸は残念ながらもう売れきれてしまったようだ。しかし、コットンの毛糸がいくつか残っている。

欲しかったカシミヤの毛糸玉と同じRYというロゴのついたRowanのClassic Yarns Cotton Jeans の綿100%、イタリア製の糸を選ぶことにする。残っているもの全部買う。全部で八玉、22.96ユーロ。もともとの値段は一玉5ユーロ90セント(740円)だが、セールで一玉2.87ユーロ、360円。半額以下の超お買い得である。

春になったらこの糸で甥につばのついた帽子をつくるといいだろうと、またもや夢が広がる。

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by iknit | 2010-01-31 06:11 | お店
Google で編み物情報を検索しているうちに、以前には出てこなかったパリの毛糸屋さんを発見。Le Comptoir というお店で、そのウェブサイトにはセール品の広告が出ている。土曜日の今日は朝から雨だったが、午後に雨が上がったので、行ってみるか、と足を延ばす。

お店は9区、対岸にあるので、また大嫌いな地下鉄に乗る。最寄の駅は7番線のCadet という駅だが、自宅からの路線の都合で、12番線のNotre-Dame-de-Lorette で降りる。

お店の住所は 26 rue Cadet 75009 で、車の入れない通りに面している。店構えはこんなかんじ。

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入ると、暗い店内の右手に各種毛糸が濃い茶色の木の棚に整然と並んでいる。お店の面積はCat' Laine よりも小さいかんじで、人が二人並んで通る隙間がない。先客が棚の前に陣取っているので、私はとりあえず遠くから眺めることにする。

高い。安くて7ユーロ弱。しかし、各毛玉、色が非常によい。微妙で品のある色合いのものばかり。ドイツとは全然違う品揃えだなあ、さすがパリだなあと、色の点には感心する。でも値段もパリ風。。。

しかしいくつかの棚には30%引き、40%引きの印がついているので、セール品に集中することにする。

毛糸は各種、各色、一玉づつだけ棚に並んでいて、何か触ってはいけないような雰囲気。実際先客は毛玉には一つも触らないで、ただじろじろと見たあと、これとこれ、と店員の女性に注文している。

ふと横を見ると、並んでいる毛玉で編んだ四辺がぶらさがっているツリーが棚の前にあった。その一つ一つに仕様も表示してある。そこで、セール品の名前と符号する四辺を探すことにする。

残念ながら、どれも化繊がまじっている。しかしその中でもベビーアルパカ84%、メリノウール8%、と書いてある極太毛糸が、手触りがやわらかく、気に入る。ちょうど甥のオレンジ色のコートに合うような、微妙できれいなレンガ色のものもある。本来一玉9ユーロだが、30%引きで、一玉6ユーロ30セント(800円)。

三色それを注文してみる。出てきた毛糸は棚で見るよりもさらに色がきれいで、うれしくなる。ラベルを見ると、Rowan のLimaというシリーズで、ペルー製。Machu Pichu、 Nazca、 Punoの三色を手に入れた。

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by iknit | 2010-01-24 07:46 | お店
以前にも書いたように、Le Bon Marche の毛糸はとても高い。
ネット販売はどうだろうと、仏アマゾン等のネット販売サイトをいくつか見たが、アクリル混ばかり。
一体パリには安い毛糸屋さんはないのだろうか、とググってみたところ、毛糸屋さん自体が2店しか出てこなかった。ひとつはFil & Laine というリヨン駅の近くにあるお店、もうひとつは2区にあるCat'Laineというお店。後者はいくつかのブログによれば必見の安売り店だということで、それでは、と行ってみる。

ブログ情報によれば、夕方は6時に閉まってしまうとのこと。日中は勤労者の身、6時前に到着するのは到底無理。昼休みに行くしかない。いそいそと12時半に職場を出る。

お店は職場からは対岸の右岸にあり、寒波とあってはVelibで行く勇気もなく、鬱屈した雰囲気が大嫌いな地下鉄に乗ることになる。8番線のRichelieu-Drouot駅で降りて、rue de Richelieu を南に少し下り、 rue St Marc で左に曲がって少し行くと右側にあるピンクの店がそれ。住所は19 rue St Marc. 写真は曲がってしまいましたが、店構えはこんなかんじ。パリは今週セールがはじまったので、ここでも「Soldes」のマークがウィンドウに出ている。

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入ると、狭い空間に先客が既に5人もいた。お店は雑然としていて、床にも壁にもただただ毛糸が並ぶのみ。毛糸以外は何も売っていない。針もボタンも何もない。ほとんどが合成繊維か混合のものだが、入って右手の壁半分はウール100%の玉が様々な色で並んでいた。種類、ブランドの多様性としてはボンマルシェには全く劣るが、値段は、セール品ではないとは言え、ボンマルシェよりも3割ほど安い。

Fonty Numero 5 というフランス製のウール100%の極太をボルドーとブルーグレーの2色、そしてLinie 144 GALA というイタリア製のウール100%を抹茶色と茶色の2色買う。前者は一玉4ユーロ10セント(535円)、後者は一玉3ユーロ90セント(508円)。質的には、日本で楽天等から同等のものを買ったら、200円ほどで手に入るものでしょう。。。 

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パリで編み物をするのは経済的につらい修行だが、日本のものとはまた違った、微妙な色合いがいい、と思うことにする。これで今度は、来週一歳になるドイツの甥にボーダーの入ったマフラーと帽子をつくろう、などと夢も広がる。

店の主は柔らかな雰囲気で微笑みの絶えない、全くパリ人とは思えない女性。私が買おうとした毛糸をとりかえようとするので、何か問題があるのですか、と聞いたところ、色合いが違う玉があるから、という返答が来た。パリでこんな誠実なお店があるのか、と驚愕。

夜、自宅に帰って、ネットでFonty Numero 5 を調べる。すると、なんともはや、このサイトでは3ユーロ70セント、さらに別のサイトでも3ユーロ50セントで売っているではないか!
ひいいい。こういうサイトは今までどうして出てこなかったのだろう。
修行の身は日々学ぶことが多い。。。
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by iknit | 2010-01-16 03:22 | お店
生来超不器用であるにもかかわらず、ひょんなことから編み物をはじめることになった。
正月に実家にいた際、編み物の天才である母と調布パルコの毛糸屋に行く。

British Eroica という名前のオレンジ色のウール100パーセントの毛糸を買う。

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手編みはマフラーと帽子をペアでつくらないと意味がないという母の主張により、マフラーと帽子をつくるべく、一玉50gを7玉買う。毛糸のラベルの見方から編み棒を選ぶことも教わって、10号の編み棒も一組買う。店を出る際に、編み物教則本が並んでいるのに気づき、「はじめての棒編み:マフラーと帽子」(主婦の友生活社、680円)という薄い冊子も買う。
本の最初に出ている「ガーター編みのマフラー」をいざつくろうと、写真をじろじろと眺めて、どうにか作り目を15目し、ガーター編みをはじめる。




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10段編んだところで母が、表編み裏編みを5目づつ交互にすると気が変わっておもしろいと言うので、やってみる。そうすると、なるほど立体的な格子の模様になった。ボッとしている私はしばしば同じ編み方を続けてしまい、何度もやり直すハメになったが、不揃いさが素敵にも見える(としておこう)仕上がりとなった。







パリの自宅に戻り、さて帽子にとりかかるか、しかしそれには輪針が必要、しかしパリでは毛糸屋というものを見たことがなく、どうしたものかと思案していたところ、すぐ近所のデパートのLe Bon Marche (24, rue de Sevres 75007 Paris)3階にある手芸用品売り場があったことを思い出し、いそいそと訪れる。行ってみると、そこにはなんと、驚く無かれ、クロバーの針のコーナーがあるではないか。クロバーはフランスでも有名なのかあ。
しかし喜びはつかの間、なんと、サイズの表示がミリで書いてある。日本で言うところの10号が何ミリなのか分からず、どれを買っていいのか見当がつかない。 いそいそと家に戻り、ネットで調べる。
ローワンのサイトに編み棒の国際サイズ変換表というものがありました!
http://www.rowan-jaeger.com/conts/reading/howto/hw9.html 

10号は5ミリ、とつぶやきながら、デパートに戻り、5ミリの輪針を手にとる。ふと周囲の色とりどりの毛糸を眺めると、値段が高いことにびっくり。安いものでも5ユーロ(650円)代。とは言え、Plassardというメーカーのもので、太くてきれいで手頃な値段の糸をみつけ、太い糸(編み棒8ミリ)は楽にできるだろうと期待して、買ってしまった。一玉5ユーロ30セントで、また7玉買う。

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これはかぎ針でやってみようと、かぎ編みに挑戦。まずYoutubeのこのサイト
を見て、作り目の鎖編みにトライ。fabulouscrochet さん、分かり易いヴィデオありがとう。

次に 「はじめてさんの手編みレッスン:マフラーと帽子&こもの」(日本ヴォーグ社、1000円、正月に新宿南口の紀伊国屋で買った)の8-9ページと、さらにYoutube のこのAtricot さんのヴィデオを見ながら、長編みを学ぶ。Atricotさん、ありがとう。
長々編みをまずしてみたが、糸が太くて一目が長くなりすぎるので、長編みに徹することにする。
できあがりはこんなかんじ。

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