また籠を編む。
籠はいくつあっても、足りなくなる。

a0161826_4113274.jpg今回は、売りに出したハズのRowan のコットンの糸を使った。
太くて硬めなので、籠にいいかと思って。












a0161826_445193.jpgきれいな色合いにできあがる。
この糸でもう一つか二つ籠を編もうと思う。(この糸さん、売れなくてよかったあ。)
編み方は以前の不器用者ブログの「持ち手つきのバスケットを紺色の縁で」の項を見て下さい。
今回は模様なしで、ただ細編みで編んである。







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さて、明日ピアノが来る。
きゃあ、楽しみ。爪もしっかり切る。
で、ピアノの話の続き。
Youtube で、往年のホロヴィッツの演奏を見てうなったり、あらまあ、キーシン大きくなったのね、と妙なことに感銘したりしている訳であるが、そのうち、バレンボイムが、今話題のランランにベートーベンのソナタ23番(熱情)を教えているヴィデオを発見。これがものすごく面白いレッスン。たった10分で、目からうろこがおちる。



特にハッとしたのが、2箇所ある。出だしから2:59で、バレンボイムがランランに「ここは、一つの楽器の演奏だと思う?」と聞くところ。続けて、「新しい楽器が来るかのように弾かないと。」 それから、6:43から、statement(これはこうだと述べていること) とcommentary (それについてのコメント) の話。それぞれをはっきり独立させて弾け、とバレンボイムが言うところ。

様々な話者たちの会話なんですねえ。
彼の言葉を聞いて、編み物のことを思い起こす。
例えば昨日できたE=mc2ネックレス最初に失敗したのは、様々な素材の糸の、強弱の具合をまちがえたというか、statementとcommentaryをはっきりさせなかったというか。
ねじり紐に使った毛糸を、またごろごろと編み紐にして重ねては、statementとcommentaryが混乱しているというか、糸さんたちの会話の流れがうまくいっていないというか。このネックレスでは、毛糸のねじり紐とリボンの四つ編みがそれぞれ旋律で、意見を交わしている(voice が二つある訳です)。その横で、編み玉ビーズは、ふむふむ、なるほど、そうなの?ふうん、と言っているハズなのに、ねじり紐と同じ毛糸をごろごろとつけたので、それがそうではなくなってしまったのだ。それで、編み玉ビーズさんが、毛糸のねじり紐さんとリボンの四つ編みさんの対話のハーモニーを崩してしまったのであろう。

そうかそうか、だから失敗したのか、と納得。
ピアノも編み物の役に立ちますねえ。

ところで、ピアノの先生探してます。
パリで良い先生をご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えて下さい。

一年と一ヶ月続けてきた編み物修行。
ピアノが来ると、ピアノ修行がはじまるので、これまでのようにほぼ毎日編み物修行という訳にはいかなくなるが、少しづつでも続けていきたいと思う。
ありがたいことに、パリ編み編み会もあるし。
(パリ編み編み会の初会合は、2月19日土曜日午後2時に決定です。既に6人も集まる予定。昔の同級生が見つけて下さったおしゃれなサロン・ド・テで、わいわいと楽しくなるかんじです。御関心のある方は、このブログのコメント欄に、メールアドレスを添えてご連絡下さい。詳細お伝えします。)

これからも、ご指導、ご鞭撻、激励のほど、どうぞよろしくお願いします。
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by iknit | 2011-02-01 04:16 | 雑貨
愛読紙New York TimesにはStyle Magazine という付録雑誌があって、デザインやファッション、ライフスタイルの話題が主に掲載されている。
勉強のためにそのデザイン欄を眺めていたところ、かわいらしい布製のきのこがいくつも並んでいる写真に目がとまる。
Cathy Callahanという、カリフォルニアのハンドメイドクラフターについての記事である。
カリフォルニアでショップのウィンドウを企画制作したりもしているそうである。

a0161826_2484282.jpgブログがあるというので見てみると、これが大変興味深い。
デザインの参考に、ヴィンテージもののコレクションをしているそうで、その写真が並んでいる。特に60、70年代のものが好きだということ。
刺繍、織物、編み物関係のヴィンテージデザインがこれでもか、これでもか、と続く。
見ているだけで楽しくなり、大変良い刺激。

ブログはここをご覧下さい:Cathy of California。 
一目見る価値あり。

Cathy Callahan 自身の作品の写真はここで見られる
花と玉の各種デザインがまさに私好み。
これからの参考にさせて頂く予定。

a0161826_2492997.jpgさて、修行の方であるが、昨日、おとといと編んだ持ち手のついたバスケットにおそろいで、少し小さめのサイズのシンプルな小物入れを二つ編む。
糸は昨日、おとといに使用したものと同じ。

ところで、遅らばせながらであるが、バスケット本体の編み方は、不器用者のバイブル「はじめて編むかぎ針編み」(ブティック社)の20ページを参考にしている。
この本はたった800円で、大変重宝なもの。細かい点の指示がまことにありがたい。
例えばこの「こま編みのこもの入れの編み方」の項では、縁の最後をきれいにとじる方法が写真つきで説明されている。21ページ。
このとじ方は、帽子でも何でも、縁の最後にはいつも利用させていただいている。
いつもありがとうございます。
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by iknit | 2010-08-14 02:52 | 雑貨
今日は持ち手付きの籠を、紺色の縁でつくる。

a0161826_5231026.jpg縁の糸は、ドイツの毛糸メーカーWolle RödelのMille Fili、紺色を二本どりで。
Mille Filiは低価格で編み易く、色が豊富なので、大のお気に入り。
コットン100%。
いつもハイデルブルグのWolle Rödel  で仕入れている。










a0161826_5241233.jpg細編みには全く快楽がなく、ただ疲れるのみなので、ちょっと余所見をして、模様を一段してみる。
ピエロさんの無料編み図サイトでみつけた籠の模様。
編み図はここからです。

単に、細編み2目一度に続いて宙に鎖目一目、というのを続けるだけ。
細編み2目一度の動画は、あみこもびよりのこのページ「細編み2目一度」をご覧下さい。

糸を二本どりにしているせいか、模様は殆ど分からない。
次の段で、細編み2目一度の頭に針を入れるのが面倒なので、対苦労効果を考えれば、細編みだけにした方がいいくらいである。
次回はもうしない。

a0161826_5244512.jpg持ち手は、ピエロさん掲載の作品と違い、私は次のようにする。

糸を変えて細編みを一段したあと、鎖編みを宙に12目する。
前段の細編み目8目とばして、9目めに引き抜き編みでとめる。










a0161826_5251514.jpg折り返し、鎖目の裏山に針を入れて引き抜き編みをし、鎖編みを宙に一目、というのを繰り返していく。
鎖編みの根元に戻ったら、引き抜き編み、鎖編み、の粒々模様縁編みをしていく。

ピエロさん掲載の作品のデザインの場合、持ち手が縁の一部となる。
それはそれでとても素敵なデザイン。
ただ、縁の糸が違う場合、縁が均等に一周しないことになる。
私のデザインの場合、縁が均等に一周するが、持ち手は「つけたし」になる。


どちらを選ぶかは、お好み。
昨日の籠の持ち手は、ピエロさん風に「縁の一部」にしてある。
私はどちらも捨てがたいと思う。
持ち手が縁の一部で、なおかつ縁が均等になったら、最高なのに。
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by iknit | 2010-08-13 05:29 | 雑貨
籠をつくる。

今週末はハイデルブルグに行くので、何か編んで持って行かなければ、という思いにかられるのであるが、葉境期なので、今さらひよけ帽子を編む気にもなれないし、冬の防寒用の帽子には早すぎるし。。。
ということで、家で使ってもらえるかもしれない小さい小物用の籠をつくることにする。

長編みが一つもなく、ひたすら細編みというマゾ的な挑戦である。
まさに、修行。

a0161826_5384272.jpg糸は。。。
日本からおこしの、Zakka ストアーズアウトレット品、かじゅあるリネン
綿70%、リネン30%。
細編みは嫌いなので、二本どりでがんがん進める。









a0161826_5393562.jpg縁は、ドイツからおこしの、Wolle Rödelのツイード調コットン糸Lambada
並太で、これも二本どりにしてがんがん行く。

先日長編み帽子の縁編みに使ったつぶつぶの模様になる「宙に鎖一目、前段の細編み目に針を入れて引き抜き編み一目」をする。







前回の籠経験から学んで、今回ははじめて持ち手をつけてみた。

ざくっとしたクラフティな味のある仕上がり。
次は小さいサイズや色を変えたものをシリーズで作る予定。
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by iknit | 2010-08-12 05:41 | 雑貨
以前東京で買ったリネン100%の糸がどんな仕上がりか試してみようと、中サイズの籠をつくる。
台所のテーブルに散らかっているヴィタミン剤のボトル等を入れようというのが目的である。

a0161826_2116574.jpgピエロのナチュラル雑貨シリーズで、一玉30gが5玉入りで一袋592円であった。
一色しか選択はなかった。グレーがかったベージュである。













a0161826_21173134.jpg台所もこげ茶系の色合いなので、こげ茶色のボーダーをつけようと思う。
このこげ茶の部分は以前ハイデルブルグで買ったMille Fili のこげ茶にしてみる。コットン100%である。












a0161826_2118355.jpgリネン糸は二本どりで、3.5ミリのかぎ針を使って丸いものを編む。
まずは底。「わ」の作り目から細編みで毎段増し目をしながら12段。
直径15センチになった。












a0161826_21183552.jpg増し目をやめ、細編みを7段。

次は長編みの模様をつけてみようと、長編み2本を同じ目にいれていく。
エコアンダリヤと違って、模様がきれいに出た。

糸をMille Fili のこげ茶色に変え、細編みで三段する。
リネン糸にもどり、細編みを一段。
長編み2本を同じ目に入れていくものをまた一段。

Mille Fili のこげ茶に戻り、細編みを二段、引き抜き編みを一段。



できた。
糸は3玉使用。
分厚い、重いかんじに編みあがるので、身につけるものより、雑貨の方に適していると思う。
大きめ籠は持ち手をつけた方がよいと、仕上がってから思った。
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by iknit | 2010-05-06 21:22 | 雑貨
以前の同僚で、退職してローマとアンダルシアで暮らしている女性から電話が来る。
先週パリに小さなアパートを買って、今パリにいるということ。

偶然数ヶ月共に働いていた時に気が合って親しくなり、その直後に彼女は退職したが、以来連絡を続けていた。久しぶりに是非会おうということになる。

こちらはエコアンダリヤで小さい籠を二つ編んだ矢先。
新居を買ったということで、お祝いに家の鍵を入れるのに玄関先においておく小さい籠を編んでプレゼントしようと思う。
前回の経験から、丸い籠に徹する。

またこげ茶のエコアンダリヤ
今回は細編みだけで編む。
前回と同様に、3.5ミリのかぎ編み針で、「わ」の作り目から、鎖目で立ち上がりの一目、続けて細編みを7目。
目を引き締めて、立ち上がりの鎖目に針を入れて引き抜き編み。これで一段目完成。
二段目から9段目まで格段増し目をしていく。
10段目から増し目なしで、17段編む。

糸を別のものに買えて、色違いの縁をつける。
今回は、Linie 163 Bingo のグレーがかったブルーの糸を使う。
つい先日、コペンハーゲンの友人に贈るのに編んだ帽子バッグに使ったものの残りである。
この糸で、細編みを一段、引き抜き編みを一段。

1.5時間でできた。
とても喜んでいただきました。
編み物ができると、これと思った時にすぐに心のこもった手作りのプレゼントがつくれるというのが素晴らしい。編み糸を沢山持っているのも、いざという時に選択の幅があって、こういう時には便利である。

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by iknit | 2010-04-29 07:06 | 雑貨
編み糸を整理して、様々な糸を四六時中目の前にすると、俄然創作意欲が増す。
深く考えないで、どんどん何でもつくって糸を試そうという思いになる。

今回は東京で買ったエコアンダリヤにトライ。
Katia Paper が素敵な仕上がりになったので、これはどうなるのかと興味を持った。

エコアンダリヤと言えば、帽子やバッグをつくるのが定説のようであるが、小物入れの小さい籠をつくろうと思う。
編み物用のはさみやとじ針、クリップ、メジャーがテーブルの上に散らかっているので、それを入れるものがあると片付いてよいであろう。
居間のテーブルとソファがこげ茶なので、手持ちのこげ茶のエコアンダリヤを使ってみよう、と思い立ったのがいきさつ。

まず、丸いものをつくる。
単に、「わ」の作り目から細編みでぐるぐると格段増し目をし、底が適当な大きさになったら、増し目なしにするだけ。
「わ」から鎖目一目で立ち上がり、細編みを7目した。
底は直径10センチにした。
最後は細編みに飽きてきたので、大好きな長編みを一段し、細編みをさらに一段。
糸を、クッションカヴァーに使った残りのコットンリップルに変えて縁を編む。
居間の同じコーナーにあるので、おそろいの感じが出るとよいかと思ったわけである。
縁は細編みで一周、引き抜き編みで一周。
できた。
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大して素晴らしいというほどではないが、素朴で使えることは確か。
これが小物を入れたところ。
a0161826_551530.jpg


次にペン等の文房具を入れる長方形の小さい籠をつくってみることにする。
角がよくわからないので、ピエロのこの編み図を参考にする。

鎖編みの作り目からただまっすぐ四角に編んでいって、底をつくる。
18センチx10センチにしようと思い、作り目は鎖目25目する。
そこから10センチの高さになるまで細編みで編んでいく。

そこから、四辺の目を拾いながら細編みで一周する。
そこから、編み図の通りに、四辺を一周、往復編みで8段する。
編地がどうもうねって、一体四角い箱型になるのであろうかと心配になってくる。
メーカーのハマナカのサイトには、「編み進んでいる際に、編み地がうねってくる場合がありますが、そのまま編み進んで下さい。編み終えてからの仕上げでカンタンに形を整えることが出来ます!!」と書いてあるので、とりあえず編み進んでいく。

次はただの長編み。
編み図では長編み二目の模様編みをすることになっているが、やってみたところ、どうもあまりさえない。
Katia Paper もそうであったが、こういう紙系の糸は、シンプルな目にした方が良いように思える。
そこで、ただの長編みを一周。
次に細編みを一周。
糸をコットンリップルに変えて、細編みで一周、引き抜き編みを一周して、縁をつける。

a0161826_561576.jpgこれでできたのだが、いやあ、編地がうねる。
ハマナカのサイトによると、「帽子やバッグの作品が編み上がってから、作品の中に新聞紙などで詰め物をします。次に、蒸気アイロンを編み地から2~3cm浮かせて軽くスチームをかけ形を整えます。スチームをかけることで、見違えるように編み地がきれいになります。」ということ。

そこで、新聞紙を中に詰め、アイロンに水を入れて熱くし、モノを近づけてみる。
いろいろして、形を整えようとする。
どうもあまりはかばかしくない。「見違えるよう」とは言いがたい。
安物のアイロンでスチームが弱いせいかと考える。
そこで、電気ポットで湯をわかし、蒸気にあててみる。(真似する方に注意!蒸気がとても熱いのでやけどしないように気をつけて。)
なるほど編地がやわらかくなるが、そう「見違えるよう」には形はしっかりしなかった。

こんなかんじ。エコアンダリヤは丸型にしておいた方がよさそうである。
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by iknit | 2010-04-28 05:09 | 雑貨