ゴム編みのスカーフ、花のボタンつき
今夜は暖かい春の雨がしとしと降っている。
今回は今季最後の冬物アイテム。ゴム編みで編んだ西アフリカ風の帽子に合わせて、同じ毛糸でゴム編みのスカーフをつくる。
もうゴム編みをひたすら編むのは散々、という気分なので、小さく小さくつくる。マフラーとは呼べないサイズなので、スカーフ。
まずパピーシルクブレンドのこげ茶の毛糸で作り目を10センチする。26目した。
それからまた、表、表、裏、表、表、裏...ひっくり返して、表、裏、裏、とひたすら編んでいく。
たった10センチの幅なのに、二晩目にはもうお手上げ。以前甥につくった鹿の子編みのマフラーのように、短い丈にしてコサージュのボタンをつける、という手段に出ることにする。
コサージュのボタンをつけるには、ボタン穴が必要。
55センチ編んだところで、ボタン穴つくりの段階に移行する。
すなわち、
段の途中で左の針を休める。
別の針をとって、ボタン穴の高さまで右側だけ編んでいく。
コサージュをボタンとして通すので、大きくつくる。
5センチ、11段した。
今度は右側の針を休める
別の糸をとって、左側の休めていた針の方を10段編む。
右側で休めていた針と糸をとって、左側の11段目を右側の糸から続ける。
そのあとはまた、いつもの通り表、表、裏...と段を編んでいく。
ボタン穴のあと、さらに10センチ編んだら終わり。
伏せ止めをする。
65センチくらいの長さになる。
次はかぎ針をとって、十八番の縁編み。
西アフリカ風の帽子の縁に使ったのと同じCedifra Romance の紺色の糸を二本取りで使う。
10センチの両サイドの縁を二段引き抜き編み。
こんなかんじになる。
次はボタンに使うコサージュ。
今回は花を大小二つつくる。
大きい方は、以前二目長編みの黒のマフラーにつけたコサージュをつくった時の、大の花。
「わ」の作り目から、一段目は長編み14本。二段目は、長編み+鎖編み二目を二つ、三つと交代に前段に入れていく。
三段目は糸を変えて、Cedifra Romance の紺色の糸を一本どりで鎖編み三目づつをする。
小さい方の花は、二目長編みのマフラーにつけたコサージュをつくったときの、小の花。
「わ」の作り目から鎖編みを6目して、「わ」に入れて引き抜く。これで花びら一枚。
花びらを6枚つくる。
大小の花を重ねて、スカーフの適当な位置につける。
できた。