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エルバ島民の花模様各種

毎日食べすぎでお腹がちくちくとしてきた不器用者。
何しろ、三大好物が限りなく存在するのである。
私が大好きなのは、麺類、貝類、天ぷら。
このうちはじめの二つ、麺類と貝類が合体した恐るべき食べ物がエルバ島ではどこにでもある。
島の果ての村にもある。
すなわち、あさりのスパゲティ。
毎日一度は食べている。今日は二度も食べてしまった。。。

天ぷらは、これも島の果てまで、どこでもある。Friturras というのが揚げ物のこと。
本当は精進揚げが大好物なのだが、ここでは小魚、えび、イカを揚げたものしかない。
以前ローマでズッキーニの花の天ぷらというものを食べたが、ものすごおおおおくおいしかった。
ここには残念ながらない。
という訳で、小魚、えび、イカの天ぷら盛り合わせも毎日一度は食べる。

もちろん、毎日あさりのスパゲティと天ぷら盛り合わせしか食べない訳ではない。
毎日一度はあさりのスパゲティと天ぷらの盛り合わせを食べ、その他にも色々と食べているのである。
イタリアンジェラートだって、当然のことながら、食べている。
どうりでお腹も痛くなる訳である。

さて、花模様の話の続き。
エルバ島の人は、麺類と貝類以外にも、花が大好き。
家の軒先には、丁寧に育てられた花々が咲き乱れている。

エルバ島民の花模様各種_a0161826_76596.jpgナポレオンが生まれたコルシカ島はシックな高級リゾート地だが、島流し先エルバ島は、コルシカとは打って変わって質素な、ひなびた島である。
崖にへばりついたように天井の低い質素な家が並んでいるのだが、その玄関先に鉢植えの花を置いていたりする。

これはMarciana という山中の村の通りの様子。

東京の下町で、盆栽を軒先に並べるのと似た感じもする。











本当の花だけでなく、花モチーフも盛り沢山。
それも、ナポレオンの派手なだけのものと違って、花の可憐な丸みと生き生きとした感じを上手に表現している。
昨日、ナポレオンの派手な花モチーフを紹介した際に、それとは対照的な壁の可憐な花模様も掲載したが、まさにその壁の花模様の系統がエルバ島の人々の趣味のようである。

以下、そのさわりだけ紹介。花模様だらけなので、これでもさわりだけなのです。。。

エルバ島民の花模様各種_a0161826_6531344.jpgこれはPoggio という、これも山の上の方の、崖にへばりついたような集落で見かけたもので、民家の窓にかかっていたレース模様の布。











エルバ島民の花模様各種_a0161826_6535256.jpgこれもPoggio で見たもので、とても小さな教会の天井の模様。














エルバ島民の花模様各種_a0161826_65558.jpgMarciana の教会の祭壇の側面についていた印。













エルバ島民の花模様各種_a0161826_6553181.jpgこれはCapoliveri という、エルバ島では珍しくシックなかんじの町で見かけたもの。アーティストの方々が住んでおられるのか、アートギャラリーやハンドメイド小物の店がある。これはある店のウィンドウにあった銅製の花アクセサリーシリーズの一つで、ペンダントトップ。









エルバ島民の花模様各種_a0161826_6573368.jpgCapoliveri の教会で、祭壇にかかっていた布のエジング。














エルバ島民の花模様各種_a0161826_705378.jpg「ひまわり」という名前のアクセサリー屋さんの看板の、言ってみればエジング。Capoliveri。












エルバ島民の花模様各種_a0161826_754818.jpgCapoliveriの民家のベランダに干してあったブランケットだかシーツだかの刺繍。













エルバ島民の花模様各種_a0161826_72574.jpgエルバ島で一番大きい町Portoferraio の靴屋さんのカーテン。














エルバ島民の花模様各種_a0161826_723594.jpgPortoferraio の食堂のナプキン止め。














エルバ島民の花模様各種_a0161826_731460.jpgPortoferraio で買い物をした際に、こういうポリ袋に買ったものを入れて下さった。














エルバ島民の花模様各種_a0161826_734493.jpgPorto Azurro という小さめの港町の貝のネックレス。













エルバ島民の花模様各種_a0161826_74978.jpg果ては、男性用下着だか水着だかもこんな花模様。Porto Azurro で。














こう色々な場面で遭遇すると、花模様に何やら深い意味があるのではないだろうか、と勘ぐってしまう。