パリの毛糸屋さんでセール品を買う
お店は9区、対岸にあるので、また大嫌いな地下鉄に乗る。最寄の駅は7番線のCadet という駅だが、自宅からの路線の都合で、12番線のNotre-Dame-de-Lorette で降りる。
お店の住所は 26 rue Cadet 75009 で、車の入れない通りに面している。店構えはこんなかんじ。
入ると、暗い店内の右手に各種毛糸が濃い茶色の木の棚に整然と並んでいる。お店の面積はCat' Laine よりも小さいかんじで、人が二人並んで通る隙間がない。先客が棚の前に陣取っているので、私はとりあえず遠くから眺めることにする。
高い。安くて7ユーロ弱。しかし、各毛玉、色が非常によい。微妙で品のある色合いのものばかり。ドイツとは全然違う品揃えだなあ、さすがパリだなあと、色の点には感心する。でも値段もパリ風。。。
しかしいくつかの棚には30%引き、40%引きの印がついているので、セール品に集中することにする。
毛糸は各種、各色、一玉づつだけ棚に並んでいて、何か触ってはいけないような雰囲気。実際先客は毛玉には一つも触らないで、ただじろじろと見たあと、これとこれ、と店員の女性に注文している。
ふと横を見ると、並んでいる毛玉で編んだ四辺がぶらさがっているツリーが棚の前にあった。その一つ一つに仕様も表示してある。そこで、セール品の名前と符号する四辺を探すことにする。
残念ながら、どれも化繊がまじっている。しかしその中でもベビーアルパカ84%、メリノウール8%、と書いてある極太毛糸が、手触りがやわらかく、気に入る。ちょうど甥のオレンジ色のコートに合うような、微妙できれいなレンガ色のものもある。本来一玉9ユーロだが、30%引きで、一玉6ユーロ30セント(800円)。
三色それを注文してみる。出てきた毛糸は棚で見るよりもさらに色がきれいで、うれしくなる。ラベルを見ると、Rowan のLimaというシリーズで、ペルー製。Machu Pichu、 Nazca、 Punoの三色を手に入れた。